桜がそろそろ、町中では終わる頃。里山の風景は薄い緑に覆われる。
大阪から国道176号線を北に行く。川西の一庫(ひとくら)ダム
をめざし、おおよそ1時間程度でそんな里山の緑に出会う
【いなか】道となる。ここはもう能勢町。
小さな看板を目印に進むといちごの大きな絵の付いたハウスを見つける。
僕の小さい頃は路地に畝をつくる栽培方法だった。
アリやナメクジが熟れたいちごをかじった後をよく見かけた。
最近は、腰高に浮かしての、ビニールハウス栽培が主流だ。
12月のオープンから1つの株から何度も蔓が伸びる。
その蔓に5〜10個の実がなる。最初に開花する花に付く実
が一番大きく育つらしい。真っ赤な色が目に鮮やかないちご。
品種は奇麗な三角形の「紅ほっぺ」と完熟になれば細長い形になる「あき姫」。
「紅ほっぺ」は少量栽培されていて、味はさわやかな甘み。
紫に近いまるでラズベリー色の粒には手を出してはいけない。
試しに口に入れると。。。甘さも酸味もない味。
色で判断するのではなく、粒の膨らむ様子で完熟度を見極める。
やはり、初体験の僕には、甘いのを見つけるのは少々難しい。
知ってか知らずか係の方が甘い粒を教えてくれた。
自分で摘む楽しみもちょっと甘酸っぱい香りも。
衛生的で広々したビニールハウスも含め、
素敵ないちご狩り(撮影)だった。
開催時期は12月〜6月 10:00~15:00 30分で大人は¥1,600の食べ放題。
場所は、大阪府能勢町の【いちご縁(えん)中川】http://www.nakgw.com/
今回お邪魔したハウスは長谷。曜日により天王ハウスでの営業もある。
量り売りのお持ち帰りもある。
また、長谷ハウスの周りには素晴らしい棚田の風景が広がる。
棚田百選に選ばれたそうだ。田に水が張られる6月中頃、もう一度
来ようと思う。