logo

河内國平親方 映(うつり)を研究 写真:宮田昌彦

日本刀映り

河内國平親方の刃文に映(うつり)が見える。
長年努力してきた事が今ようやく実を結んだ気がする
先日、東吉野にある河内國平鍛錬場にお伺いした折の
話だ。元々日本刀は武器である。切れないと駄目だ。
ではどのような焼き入れで折れず曲がらずよく切れるか
その事ばかりを考え、実戦で使えるものを真摯に取り組む
事を考えたそうだ。写真上の地にうっすら見える色の浅い
部分が日本刀の映(うつり)。技を伝承すること。平成に名刀を残す事。
そのような取り組みを長年かけ、研究してこられたのだ。
年に一度の、公益財団法人・日本美術刀剣保存協会新作名刀展
で最高の賞「正宗賞」を受賞され今年の黄綬褒章も受賞された。
佳兆という会員誌を河内國平親方は自費発行されているが、
その編集スタッフでお祝いをとお声がけすると今はもっといい刀
を作りたい。その為に1秒が惜しいのだとお断りされた。
勝って兜のを緒を締める。素晴らしい姿勢に改めて感銘した。
河内國平刀匠

※写真は河内國平親方の客間。
向かって左からサンスターモノブロックにて
1灯ライティング。背景の掛け軸は天目一箇神
(あめのまひとつのかみ)日本神話に登場する
製鉄・鍛冶の神だそうです。
河内國平親方の公式サイト「無玄関」はこちら

 

  • Share

Leave a reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です