Nikon D4 50mm 1:1.8 WB:Day light
この場所は神聖なんだと誰もが感じる。白い土壁、狭い路地、格子がある狭い窓。結界を示すしめ縄。酒蔵の町【西条】は酒都と江戸時代から呼ばれた西国街道の宿場町。今もその風情を残す酒蔵の佇まいは至る所に魅力がある。誰もが町の清楚な壁や路地やレンガ造りの煙突にカメラを向ける。では、どんな塩梅で写すのか。得てして完成した町や富士山のような名山は私たち写真愛好家を悩ませる。「そら撮れ、今撮れ、どうだ、早く撮れ。。。」と【撮らされる】のだ。では、奇をてらうのか。自分のスタンス=見方=考えを映し出す。そんなハードルの高い被写体の町なのだ。写真1は賀茂鶴酒造の見学場所の後ろにある第八号蔵の杉玉。写真2は賀茂泉の古い建物(今は歴史的建造物の指定を受けいる)の奥の藍染め展示コーナーに古くからここにある図案の型と糸。