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髙見國一刀匠、無監査になってから初取材。

髙見國一刀匠の鍛錬場に行ってきました。無監査(日本刀で卓越した匠の称号)に今年なってから初めての撮影。いい顔になっています。

無監査以来色々な仕事(TV取材や対談、講演会など)でお忙しくしているそうです。高見くんとは長年の(20年)お付き合い。

 

無監査であろうが、以前と何も変わらないと本人の弁。お弟子さん(今年で三年目)おだくんも順調に鍛冶仕事をこなしていました。

てこ棒直しをしているそうです。

玉鋼で出来たてこ棒は徐々に仕事すると減るそうで、減った分を同じ様に継ぎ足す仕事。高見くんが修行三年目では炭きりや雑用ばかりだったと回想してくれました。

高見くんの仕上げ場に掛かっている公照さんの書。

無監査とそうではない刀鍛冶(無監査まで到達していない)にはどんな差があるのだろう?と質問には

真面目に仕事を沢山してきた。そう言う事なんだろう。と

奥の深い言葉ですね。

公照さんの書も深いと感じました。新型コロナウイルスもしかり、皆平等に良いことも悪いこともある

がまんなんだと。チャンスが来たときに、しっかり準備が出来ていて、物にできるかどうかの違いも大きい。その為に沢山仕事をして来たと。

今回は動画の撮影を中心に「語り」をお願いしました。色々な思いを長い時間話を聞かせてもらい有意義でした。

 

独立した火入れ式の日に、この鍛錬場の前で撮影した事を思い出しました。

河内親方と同じ無監査。素晴らしい事ですね。この様に長く撮影を通じお付き合い出来た事をこちらも喜んでいます。

高見くんしかし、いい顔ですね。

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